10月19日(土) ~ 28日(月) 毎週土・日 ・月 ふそさくひんてん つづき

合計6日間  13~17時まで 

造形作家扶蘇真弓(山梨県甲斐市在住) の近作を中心に展示します。
 彼女は日常の暮らしの中で見いだしたモチーフを、木彫、刺しゅう作品、また、布製の巨大オブジェなどで、どこかユーモラスで温かい雰囲気を漂わせて作品化してきました。
 今回は新聞紙を素材にした立体がメインになります。ちぎった新聞紙を濡らして水糊と混ぜてかたちづくり、表面には和紙を貼って仕上げます。
 扶蘇は「新聞紙は身近にある素材であり、日々の辛いことも喜びも届けられる。その新聞を子どものかたちにすることで、生きているもののつながりがこれからも続くことへの祈りに近い気持ちが表れている」と語っています。かわいらしくもある作品たちに共感を得ていただければ幸いです。

★作家プロフィール
1981年 兵庫県に生まれる
2004年 三重大学教育学部美術教育コース卒業
2004年5月~8月 スコットランドのスコティッシュ・スカルプチャー・ワークショップに滞在、彫刻制作
 県内外でのグループ展多数、県内個展は今回で3回目

10月5日(土)~10日(木) ナバホ織りに魅せられて

写真上・ナバホ織りを身につける人(ニューメキシコ州)下・展示作品
  
13:00~17:00 入場無料

ナバホ織りとは
ナバホ織りとはアメリカ先住民ナバホ族の伝統織物です。ナバホチュロという羊の毛を、おもに鉱物、動植物染料で染め、織機にかけて日本でいえばつづれ織りの技法で織ったた厚地織物です。文様は黄色く乾いた大地、山々、そこに降り注ぐ光などの風土から生まれた精霊信仰にもとづいた直線的なものが多く見られます。
大きな矢絣のような柄のラグやポンチョは、ナバホ族が住むアリゾナ、ユタ、ニューメキシコ(州都はサンタフェ)などでよく見られるもので、ラルフ・ローレンとのコラボでも有名です。

作家たち
今回の展覧会は、日本の17名の女性からなるナバホ織り研究会の作品です、この会は1985年に東京・松濤美術館で開かれたアメリカの収集家によるナバホ織り展を契機として、織物作家の荻久保みち子さん(長野県在住)を中心にして生まれました。大胆でモダンさを感じさせるナバホ織りですが、現代では失われたプリミティブな精神性を感じとることもできます。
 タペストリー、ラグ、クッション、帽子、ベスト、スマホケース、小物入れ、バッグ、ペンダント、コースターなどを展示し、一部販売もします。

 

9月7日(土)~16日(月) 新鄕笙子・KuniKo 墨象とダンス


9月7日(土) ~ 16日(月) 毎週土・日 ・月開廊 合計6日間 13~17時まで 
KuniKoのダンスは15日(日) 午後2時~
共演 佐々木紀子 予約不要 入場無料

 幼少より書道に親しんでいた新鄕笙子(北杜市在住)は、墨象(ぼくしょう)と名付ける墨による抽象表現で知られる存在になりました。妹のKuniKoはテレビ草創期からバックダンサーとして活動後、個性的なダンス公演を行ってきました。
 今展では、イグレグの室内で新鄕の墨象作品の足跡をたどり、デッキで帆布に描いた新作をはためかせます。9月15日の午後にデッキでそれらをバックにKuniKoが踊るという姉妹コラボレーションを行います。
 新鄕はデッキの段差のあるスペースに「この空間に墨の流れ落ちる勢い、力を感じ取っていただけたら」、KuniKoは「墨の持つ力強さと八ヶ岳の空、風、光と呼応しつつ身体からのエネルギーをお届けします」と意気込みを語っています。

しんごうしょうこ
1969 年 女子美術大学工芸科 卒業
1989 年第一回「墨による屏風」 より個展をスタート
1993 山梨県 八ヶ岳 長坂町に移住
「十二支を書く」「いろは」「墨と遊ぶ」など 毎年さまざまな個展を展開している
作品納入 展示
アムネスティインターナショナル年賀状制作
十和田ホテル旧館 掛軸/全室
東京ディズニーランドアンバサダーホテル和食堂  富士見高原リゾート ほか多数

くにこ
創世記のテレビ番組のバックダンサーからキャリアをスタート
NHK紅白歌合戦をはじめ民放の歌番組に多数出演 、1986 年ダンススタジオ「Studio F」を設立、横浜ダンスコレクションほか、さまざまなステージで活動を続けている

7月24日(水)~8月22日(木)のうちの15日間 旅するYogiYogi八ヶ岳2024夏編


●会期 
7月24日(水)~28日(日)
8月10日(土)~13日(火)
  17日(土)~22日(木)
 開催時間 10時~17時
  ただし7月24日と8月17日は12時~
8月13日は14時まで
    入場・参加費無料
 
 旅するヨギヨギは大阪・茨木市在住の小澤リリイさんが主宰する移動ギャラリー。イグレグでの開催は5回目になります。主体は印刷物でない手描きの創作絵本。原画から作者の生き生きした息吹が伝わります。ことしは山梨からは坂本泉、村田りょーへー、ヤマシタ、ZINEでマツシタリンカが参加します。
 絵本のほか、昨年からは脳の機能障害で本が読みにくい人のためのりんごの棚を作ったり、昨年末に亡くなった作家・徐京植(ソ・キヨンシク)さんのアウシュヴィッツやガザに触れた本なども紹介します。そしてさまざまなアート作品や福祉作業所で作られた布製品、グッズ、途上国を知るためのレトルト食品もそろえたのがYogiYogiならでは。
 ガーデンの木陰では研究者のトーク、わらべ歌や昔遊びの実践、地元の女性たちによるキャベツ座のアーティスティックな人形劇、谷川俊太郎の詩の朗読も行います。

詳しい内容は、はてなブログ「旅するヨギヨギ」で。https://tabisuruyogiyogi.hateblo.jp/

参加・体験・交流の時間(参加費無料)スケジュール
🟡Ⓐ詳細や時間帯はギャルリかブログでhttps://tabisuruyogiyogi.hateblo.jp/
🟡Ⓑ要申込(ギャルリ直接かお電話080-6531-3131で)

⬜Ⓐキャベツ座のショート人形劇(各回約3分:定員3名) 7/27(土)14時~15時半(6公演)8/18(日)15時頃~16時半(6公演)

⬜Ⓐ八ヶ岳朗読サークルほがらか「朗読、そして交流の時間」 7/28(日)10時半~11時半 8/18(日)14時~15時

⬜ⒶⒷ「絵本を一緒に読みませんかvol.6」“すてきな年の重ね方”をいっしょに考えます~
岩渕亜希子(追手門学院大学准教授 社会学)
8/10(土)10時半~12時(定員10名)

⬜Ⓑトークイベント「聞かせて! りんごの棚のこと」
~ディスレクシアの困難さと支援 と りんごの棚の取り組みについて~
池下花恵 (相模女子大学教授・教育工学 こ どもとメディア・ディスレクシアの学習支援)
8/21(水)14時半~16時

⬜Ⓐ「わらべ歌 昔遊び 木版画」中井英美 村田美菜子
一緒にお話しましょう あそびましょう うたいましょう!
 8/21(水)22(木)各日4時間半在廊

⬜Ⓐ水木日+8/10(土)「りんごの棚 関連ミニワークショップ」旅Yogi

7月7日(日・織り姫の日!) 8日(月)流しの洋裁人10周年記念イベント


両日とも午後1時~5時開催

 大学講師から流しの洋裁人になった原田陽子。その根っこには「洋服は機械が作るものと思っていた」 という若者に生活や社会への意識を変える一歩になれば、の願いがありました。全国を流す活動をはじめて10年、最初に企画展を行ったイグレグで、パネルや動画でその歩みを振り返るとともに、これからも続く富士吉田の小規模経営の機屋さんの生地を使った服の受注販売をいたします。

 服はセミオーダー お渡しは2ヶ月後 価格帯は19,800円から66,000円
見ても触れても心地よい生地と、ていねいな縫製の服をお楽しみいただけます。
★即売の服、生地も用意しています。

はらだようこプロフィール
1984年 岡山県生まれ。
2004年3月 武庫川女子大学生活環境学部生活環境学科テキスタイルアドバイザーコース卒業。
      繊維製品品質管理士(TES)、など各種の資格を取得、学長賞なども受賞
2007年4月~2011年2月 岐阜市にあるファストファッションメーカーの営業職につき、3億円の個人売り上    げ達成後に、今後自分が服を通して何ができるのかを考えるため退社。
2011年4月~2016年3月 武庫川女子大学生活環境学科助手。
   「流しの洋裁人」の活動がスタートする。(2014年9月~)
2015年4月~2016年3月 大阪成蹊短期大学 被服実習の非常勤講師
2016年4月~2017年3月 京都芸術大学 空間演出デザインコース 専任講師
2018年4月~2020年3月 山梨県富士吉田市繊維産業活性化地域おこし協力隊着任(総務省の事業)。富士吉田市へ移住し、地元の郡内織物の価値を流しの洋裁人の活動とともに全国の消費者や業界へPR。 新宿伊勢丹、名古屋高島屋や青山スパイラルにて展示販売も行う。
2020年4月~ フリーランス(流しの洋裁人1本)を再開。コロナ渦の中で結婚、出産。現在2児の母。

●SNSアカウント 及び 活動内容の掲載URL
Instagram:
https://www.instagram.com/oharikotraveler_yokoharada/?hl=ja

Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100063494173444&locale=ja_JP

Twitter :

活動掲載記事
https://www.juki.co.jp/household_ja/world/l3/l4/vcms_1495.html

vol. 1 原田陽子氏

ハタフェスがあったから|流しの洋裁人


https://senken.co.jp/posts/sitateya-haradayouko?gad=1&gclid=CjwKCAjwqZSlBhBwEiwAfoZUIBrHd-5MNnNBXpeVCLiGf0VCNLMAzoaEHPCElQPfg2IJvvH8NnCykhoCGvQQAvD_BwE

寄稿記事

流しの洋裁人の旅日記

流しの洋裁人の「流れるママ日記」 01

6月8日(土)~24日(月)塚田裕展


上 ギャルリ前で制作中のわらの作品 下 室内でのインスタレーションに展示する作品

全11日 6月8日(土)~10日(月)
 14日(金)~17日(月)
 21日(金)~24日(月) 開廊 13~17時
 諏訪市出身、在住の美術家、塚田裕は、田植えから参加して育てた稲のわらをを使い、ボランティアスタッフの手を借りて作る壮大な作品で知られます。今回もギャルリの庭にわらの作品(2×2×1メートル)を展示しますが、ギャルリ屋内では自然を取り込んだ実験的なインスタレーション展示を展開します。メインは土を入れたビニール袋49個に枝豆のタネをまく作品。また、複数のアクリルの箱にニンジンの苗を水耕栽培する試みも。会期終わりには大きく成長し、人知を超えた自然の営みへの再認識を促します。壁にはキャンバスにアクリル絵の具、ビニール、布などを重ねた17×21センチの作品を多数配置します。

作家プロフィール
つかだ・ひろし
1966年、長野県生まれ。和光大学人文学部芸術学科油彩専攻卒業。
2003〜08年、富士見町にアトリエを構える眞板雅文(1944−2009)のアシスタントを務める。
05年、個展(みゆき画廊/東京)。
07、09、11年、シュライニング国際音楽祭(オーストリア)招聘展示。
09〜17年、山中湖国際音楽祭(山梨)招聘展示。
11〜19年、個展(画廊るたん/東京、松本市美術館市民ギャラリー/長野、Gallery Amano/山梨)。
20年、シンビズム3出展(茅野市美術館)。
21年、個展・INSIDE/OUTSIDE(原村八ヶ岳美術館/長野)。
23年、新・空間縁起(アンフォルメル中川村美術館)。

5月26日(日)・27日(月)劉薇(リュウ ウエイ)絵画展

 ゴビ砂漠のほとりに生まれて文化大革命をかいくぐり、東京芸大大学院で音楽博士となったヴァイオリニストLiu Wei。辛酸の道のりを透きとおった美しい演奏にたかめて、ファンの心ををつかんで離しません。その彼女の絵画作品は、可憐でナイーブ。まるで少女そのままの感性をのぞき込むよう。もうひとつのLiu Weiからのプレゼントをお楽しみください。

リュウ ウエイ プロフィール
中国ゴビ砂漠西北の蘭州市に生まれる。文化大革命(1966~1976)のさなかに7才から隠れるように父の写譜でヴァイオリンを練習する。1986年西安音楽院を卒業後、来日。1999年東京芸大で音楽博士号を取得する。
日本、中国の各地で演奏活動も旺盛に行い、世界有数のオーケストラメンバーとの共演、また紀尾井ホール、浜離宮朝日ホール、サントリーホールでのソロコンサートも行う。山梨県北杜市在住で、八ヶ岳高原音楽堂、八ヶ岳やまびこホール出演でも親しまれる。
2023年より京都情報大学院大学教授。
『人工透析なしで10年でも元気な私の食生活』(講談社)は持病の腎不全を克服したレシピ本。

5月11日(土)~20日(月)荒木イチオ作品展 彩雲



開廊土、日、月曜日 5月11~13日 18~20日 13~17時
 アクリル絵の具で描き出した板絵の数々。イグレグの3室を異次元に変えてしまうかのようなインスタレーションです。
★作家コメント
作品テーマ「彩雲」彩雲とは太陽の光の影響で雲に多色の模様が見られる現象を指し、古来より吉兆のしるし、縁起の良いものと考えられています。
本作品は彩雲そのものを表したものではなく、その心象風景イメージとなります。また、画廊空間全体を「彩雲」の空間イメージで演出してみました。
作品にぐっと近づいて心象イメージの世界を楽しんだり、距離をとって展示空間を楽しんだりしてください。

あらきいちおプロフィール
1954年生まれ
多摩美術大学絵画科油画卒
2010年より山梨北杜市小淵沢に移住

-個展-
赤坂乾画廊
銀座ギャラリーpusse
新宿ギャラリー玄海
長坂おいでやギャラリー
ギャルリイグレグ八が岳

-グループ展-
西武デパート池袋、渋谷
大丸デパート東京
東急デパート 二子玉川
目黒美術館 
清里フォトミュージアム 
山梨県立美術館
日中交流展 上海、甲府
甲府一高 
甲府元麻布画廊
長坂おいでやギャラリー

-パブリックワーク-
鴨川高校エントランス壁画制作
東京練馬光が丘エントランスホール壁面制作
東京世田谷レストランfeel壁面制作

10月21日(土)~30日(月)古庄真理子ガラス絵展 ひかりの澄む場所


上・うたかた 15×15センチ

土・日・月 全6日間 13時~17時開廊 全日作家在廊

 ガラス絵とは透明なガラスの裏にアクリル絵の具、オイルパステル、色鉛筆などで絵を描き、表から鑑賞する絵画です。
 世界的な賞を得、版画家として活動する古庄真理子(長野県飯田市在住)は、このたびガラス絵に挑戦し新境地を開こうとしています。
「ガラス絵の大きな特徴は、裏から描くために、絵の具を重ねる順番や、左右が普通の絵画とは逆になること。反転や偶然性が面白い効果を生み出す感覚は、私が取り組んでいる版画の世界に通ずるものがあります。ガラスの奥から浮かび上がる独特で不思議な、そして色褪せることのない世界を、ぜひお楽しみください」 (古庄のステートメントより)

<略歴>
1997年 文化服装学院ファッション工科専門課程アパレル技術科卒業。創業間もないミナペルホネンで服作りに携わる。
2013年より故郷の飯田市で世界的に高名な版画家 今村由男氏に師事、銅版画をはじめる。
2017年 第37回 カダケス国際ミニプリント(スペイン)グランプリ受賞。
2018年 カダケス(スペイン)にて受賞個展を開催、審査員を務める。
カタルーニャ国立図書館(スペイン)に作品収蔵。
2019 /2017年 ギャルリイグレグ八が岳(山梨)にて個展
2021年 アンフォルメル中川美術館(長野)にて個展