1991 年山梨県南アルプス市生まれ、在住のノナカ。
小学3年のころから不登校になり、20才のころには執拗な手洗い、入浴などで、強迫性障害と診断され精神科の病院に入院、そこで描き始めたボールペン画と、美術指導に訪れた上野玄起さんとの出会いがアールブリュット作家としての道を開くことになりました。
イグレグでのノナカの個展は3回目。作風は年々変化、深化して作家の成熟を感じさせます。定番の黒い線が生み出す緊張をはらんだ黒ボールペン画に、ことしは白ペン画が加わり、「いつも見に来てくれる人に新しい作品世界を見せたい」という意欲作が並びます。
7月5日と12日の各土曜日はノナカのイラストを商品化したTシャツとトートバッグを発売します。
6月21日(土)~30日(月)ケイティ・カミヤ個展『シバイヌのいる童画』
旅するYogiYogi八ヶ岳編は5月2日金曜日~27日火曜日間の14日開催
日程、内容は上記チラシをごらんください。チラシ印刷後に加わったイベントの詳細は下記をごらんください。
https://tabisuruyogiyogi.hateblo.jp
4月5日(土) ~ 14日(月) わたしは99才のアーティスト 三星静子 布コラージュ展
毎週土・日 ・月開廊 合計6日間
13~17時まで
三星静子の布コラージュは、使い古しの布を利用して絵にしたもの。石川県能登出身で結婚後は東京の普通の主婦であった三星静子(1913-2016)は、倹約家で使い古しの布や手製の子供服のはぎれをを捨てるにしのびず、それを切り張りし絵にした作品で92歳でデビュー、103歳で亡くなるまで創作を続け、その間、日本橋高島屋で2度、長野市の美術館でも個展を開いています。その鮮やかでかつ洗練された色彩、そして生命感あふれる作品は多くの人を驚かせ感動を呼びました。
著書「私は99歳のアーティスト」には、代表作といえる作品の数々とともに、生い立ちや72歳で夫と死別してからの一人暮らしの思いが語られています。高齢者特有の体中の痛みに悩まされても、コラージュの構図を考え、制作する時はそれを忘れられる、と高齢者こそ趣味を続ける意義を語って今日的です。
今回の展示には、遺作の多くを遺族(三男と、長女で日本刺繍作家の草乃しずか)から託された、二人のいとこにあたる清里在住の水彩画家、三星喜代子の、「作品の売り上げを、置き去りにされたように遅々として進まない能登の復興に役立てることができれば」との思いがあります。ご高覧よろしくお願いいたします。
展示作品
大(50×40センチ)15点
色紙大 50点
2024年度の展示は終了いたしました。2025年度の春からの展示にご期待ください。
10月19日(土) ~ 28日(月) 毎週土・日 ・月 ふそさくひんてん つづき
合計6日間 13~17時まで
造形作家扶蘇真弓(山梨県甲斐市在住) の近作を中心に展示します。
彼女は日常の暮らしの中で見いだしたモチーフを、木彫、刺しゅう作品、また、布製の巨大オブジェなどで、どこかユーモラスで温かい雰囲気を漂わせて作品化してきました。
今回は新聞紙を素材にした立体がメインになります。ちぎった新聞紙を濡らして水糊と混ぜてかたちづくり、表面には和紙を貼って仕上げます。
扶蘇は「新聞紙は身近にある素材であり、日々の辛いことも喜びも届けられる。その新聞を子どものかたちにすることで、生きているもののつながりがこれからも続くことへの祈りに近い気持ちが表れている」と語っています。かわいらしくもある作品たちに共感を得ていただければ幸いです。
★作家プロフィール
1981年 兵庫県に生まれる
2004年 三重大学教育学部美術教育コース卒業
2004年5月~8月 スコットランドのスコティッシュ・スカルプチャー・ワークショップに滞在、彫刻制作
県内外でのグループ展多数、県内個展は今回で3回目
10月5日(土)~10日(木)ナバホ織りに魅せられて
10月5日(土)~10日(木) ナバホ織りに魅せられて
写真上・ナバホ織りを身につける人(ニューメキシコ州)下・展示作品
13:00~17:00 入場無料
ナバホ織りとは
ナバホ織りとはアメリカ先住民ナバホ族の伝統織物です。ナバホチュロという羊の毛を、おもに鉱物、動植物染料で染め、織機にかけて日本でいえばつづれ織りの技法で織ったた厚地織物です。文様は黄色く乾いた大地、山々、そこに降り注ぐ光などの風土から生まれた精霊信仰にもとづいた直線的なものが多く見られます。
大きな矢絣のような柄のラグやポンチョは、ナバホ族が住むアリゾナ、ユタ、ニューメキシコ(州都はサンタフェ)などでよく見られるもので、ラルフ・ローレンとのコラボでも有名です。
作家たち
今回の展覧会は、日本の17名の女性からなるナバホ織り研究会の作品です、この会は1985年に東京・松濤美術館で開かれたアメリカの収集家によるナバホ織り展を契機として、織物作家の荻久保みち子さん(長野県在住)を中心にして生まれました。大胆でモダンさを感じさせるナバホ織りですが、現代では失われたプリミティブな精神性を感じとることもできます。
タペストリー、ラグ、クッション、帽子、ベスト、スマホケース、小物入れ、バッグ、ペンダント、コースターなどを展示し、一部販売もします。
9月7日(土)~16日(月) 新鄕笙子・KuniKo 墨象とダンス
9月7日(土) ~ 16日(月) 毎週土・日 ・月開廊 合計6日間 13~17時まで
KuniKoのダンスは15日(日) 午後2時~
共演 佐々木紀子 予約不要 入場無料
幼少より書道に親しんでいた新鄕笙子(北杜市在住)は、墨象(ぼくしょう)と名付ける墨による抽象表現で知られる存在になりました。妹のKuniKoはテレビ草創期からバックダンサーとして活動後、個性的なダンス公演を行ってきました。
今展では、イグレグの室内で新鄕の墨象作品の足跡をたどり、デッキで帆布に描いた新作をはためかせます。9月15日の午後にデッキでそれらをバックにKuniKoが踊るという姉妹コラボレーションを行います。
新鄕はデッキの段差のあるスペースに「この空間に墨の流れ落ちる勢い、力を感じ取っていただけたら」、KuniKoは「墨の持つ力強さと八ヶ岳の空、風、光と呼応しつつ身体からのエネルギーをお届けします」と意気込みを語っています。
しんごうしょうこ
1969 年 女子美術大学工芸科 卒業
1989 年第一回「墨による屏風」 より個展をスタート
1993 山梨県 八ヶ岳 長坂町に移住
「十二支を書く」「いろは」「墨と遊ぶ」など 毎年さまざまな個展を展開している
作品納入 展示
アムネスティインターナショナル年賀状制作
十和田ホテル旧館 掛軸/全室
東京ディズニーランドアンバサダーホテル和食堂 富士見高原リゾート ほか多数
くにこ
創世記のテレビ番組のバックダンサーからキャリアをスタート
NHK紅白歌合戦をはじめ民放の歌番組に多数出演 、1986 年ダンススタジオ「Studio F」を設立、横浜ダンスコレクションほか、さまざまなステージで活動を続けている
7月24日(水)~8月22日(木)のうちの15日間 旅するYogiYogi八ヶ岳2024夏編
●会期
7月24日(水)~28日(日)
8月10日(土)~13日(火)
17日(土)~22日(木)
開催時間 10時~17時
ただし7月24日と8月17日は12時~
8月13日は14時まで
入場・参加費無料
旅するヨギヨギは大阪・茨木市在住の小澤リリイさんが主宰する移動ギャラリー。イグレグでの開催は5回目になります。主体は印刷物でない手描きの創作絵本。原画から作者の生き生きした息吹が伝わります。ことしは山梨からは坂本泉、村田りょーへー、ヤマシタ、ZINEでマツシタリンカが参加します。
絵本のほか、昨年からは脳の機能障害で本が読みにくい人のためのりんごの棚を作ったり、昨年末に亡くなった作家・徐京植(ソ・キヨンシク)さんのアウシュヴィッツやガザに触れた本なども紹介します。そしてさまざまなアート作品や福祉作業所で作られた布製品、グッズ、途上国を知るためのレトルト食品もそろえたのがYogiYogiならでは。
ガーデンの木陰では研究者のトーク、わらべ歌や昔遊びの実践、地元の女性たちによるキャベツ座のアーティスティックな人形劇、谷川俊太郎の詩の朗読も行います。
詳しい内容は、はてなブログ「旅するヨギヨギ」で。https://tabisuruyogiyogi.hateblo.jp/
参加・体験・交流の時間(参加費無料)スケジュール
🟡Ⓐ詳細や時間帯はギャルリかブログでhttps://tabisuruyogiyogi.hateblo.jp/
🟡Ⓑ要申込(ギャルリ直接かお電話080-6531-3131で)
⬜Ⓐキャベツ座のショート人形劇(各回約3分:定員3名) 7/27(土)14時~15時半(6公演)8/18(日)15時頃~16時半(6公演)
⬜Ⓐ八ヶ岳朗読サークルほがらか「朗読、そして交流の時間」 7/28(日)10時半~11時半 8/18(日)14時~15時
⬜ⒶⒷ「絵本を一緒に読みませんかvol.6」“すてきな年の重ね方”をいっしょに考えます~
岩渕亜希子(追手門学院大学准教授 社会学)
8/10(土)10時半~12時(定員10名)
⬜Ⓑトークイベント「聞かせて! りんごの棚のこと」
~ディスレクシアの困難さと支援 と りんごの棚の取り組みについて~
池下花恵 (相模女子大学教授・教育工学 こ どもとメディア・ディスレクシアの学習支援)
8/21(水)14時半~16時
⬜Ⓐ「わらべ歌 昔遊び 木版画」中井英美 村田美菜子
一緒にお話しましょう あそびましょう うたいましょう!
8/21(水)22(木)各日4時間半在廊
⬜Ⓐ水木日+8/10(土)「りんごの棚 関連ミニワークショップ」旅Yogi