合計6日間 13~17時まで
造形作家扶蘇真弓(山梨県甲斐市在住) の近作を中心に展示します。
彼女は日常の暮らしの中で見いだしたモチーフを、木彫、刺しゅう作品、また、布製の巨大オブジェなどで、どこかユーモラスで温かい雰囲気を漂わせて作品化してきました。
今回は新聞紙を素材にした立体がメインになります。ちぎった新聞紙を濡らして水糊と混ぜてかたちづくり、表面には和紙を貼って仕上げます。
扶蘇は「新聞紙は身近にある素材であり、日々の辛いことも喜びも届けられる。その新聞を子どものかたちにすることで、生きているもののつながりがこれからも続くことへの祈りに近い気持ちが表れている」と語っています。かわいらしくもある作品たちに共感を得ていただければ幸いです。
★作家プロフィール
1981年 兵庫県に生まれる
2004年 三重大学教育学部美術教育コース卒業
2004年5月~8月 スコットランドのスコティッシュ・スカルプチャー・ワークショップに滞在、彫刻制作
県内外でのグループ展多数、県内個展は今回で3回目