6月4日(土)~20日(月)村岡由季子展 イメージがカタチをとる

 

1974年生まれ、北杜市在住の村岡は、絵画、版画、陶芸、ドローイングなどを駆使する美術家として旺盛な制作を続けています。今回は『物語』をスタートにしたイメージを、各種の素材でカタチにしています。物語とは筋があるストーリー。抽象的な作品の中に、見る人なりの物語を紡いで楽しんで、と呼びかけています。

村岡由季子からのメッセージ
最近私は「物語」をスタートに自分の中に表れたイメージをカタチにするという事に面白さを感じています。
まず物語を選び咀嚼します。そこから自分なりに解釈して出てきた様々なイメージを色々な角度から見つめてカタチにするというプロセスを辿り制作しています。1つの物語が必ずしも1つのカタチになるのではなく、1つが7つの構成で成り立っていたり、1つの物語から出てきたカタチに別の物語のカタチがミックスされ境界があいまいになった2≠1つになったりと、様々な解釈とイメージとカタチと戯れるような作品になっています。またこのように多角的に見つめることでやっと浮かび上がってくるものがある気がしていて、今このように物事を見ていくことがとても大切とも思っています。1つの方向からしか見ない考えないという事はちょっと危険かもしれません。今回は7つの物語(この中には最近ずっと心を向けている国のものもあります。) と私の中にある言語化されない物語りのイメージがカタチをとった作品が並んでいます。どうぞ!物語の世界へ。会場でお待ちしています。

作品点数 7物語・約35点

素材 陶、木、紙、銅、アルミ など

大きさ 小は5㎝×3㎝×2㎝位  大は90㎝×60㎝×10㎝位