写真上・ナバホ織りを身につける人(ニューメキシコ州)下・展示作品
13:00~17:00 入場無料
ナバホ織りとは
ナバホ織りとはアメリカ先住民ナバホ族の伝統織物です。ナバホチュロという羊の毛を、おもに鉱物、動植物染料で染め、織機にかけて日本でいえばつづれ織りの技法で織ったた厚地織物です。文様は黄色く乾いた大地、山々、そこに降り注ぐ光などの風土から生まれた精霊信仰にもとづいた直線的なものが多く見られます。
大きな矢絣のような柄のラグやポンチョは、ナバホ族が住むアリゾナ、ユタ、ニューメキシコ(州都はサンタフェ)などでよく見られるもので、ラルフ・ローレンとのコラボでも有名です。
作家たち
今回の展覧会は、日本の17名の女性からなるナバホ織り研究会の作品です、この会は1985年に東京・松濤美術館で開かれたアメリカの収集家によるナバホ織り展を契機として、織物作家の荻久保みち子さん(長野県在住)を中心にして生まれました。大胆でモダンさを感じさせるナバホ織りですが、現代では失われたプリミティブな精神性を感じとることもできます。
タペストリー、ラグ、クッション、帽子、ベスト、スマホケース、小物入れ、バッグ、ペンダント、コースターなどを展示し、一部販売もします。