7月2日(土)~18日(月)ノナカミホ個展

 

毎週土・日・月 13時~17時まで。

1991年南アルプス市生まれのノナカ。アールブリュット作家として、県の内外の多くの企画展で発表を続けてきたノナカの久しぶりの個展です。黒ボールペンで刻むように描く作品は深度を増し、アートへの着実な歩みを物語っているようです。

ノナカからのコメント
私は小学3年生の頃から学校に通えなくなりました。自分の部屋に閉じこもりずっと絵を描いていました。
それから十数年間引きこもり、20歳を過ぎた頃から手洗いがひどくなり24歳の時には指先に血がにじむほど1日に何度も手を洗ったり何時間もお風呂に入ったりするようになり、精神科の病院で強迫性障害と診断され入院することになりました。
入院中、ボールペンで絵を描いて過ごすとあんなにうるさく感じた人の声や周りの音が不思議と気にならずにいられるようになりました。今のような絵を描き始めたのはこの頃からです。 看護師さんや主治医の先生が、絵にとても感動してくれて退院後病院の中にあるデイケアに通い始めました。そこで絵の講師をしていた上野玄起先生に個展の開催をすすめられ、びっくりして、少し不安でしたが、先生のお力をお借りして2017年の4月北杜市で初めて個展をさせていただきました。
不安と緊張でドキドキしていましたが個展にはたくさんの人が来てくれました。自分の子供も不登校で毎日絵を描いている。将来自分の子供もこんな風に個展ができたら、と泣きながら話してくれた方もいました。こんな自分でも誰かの希望になれる。今までの自分の経験も全部ムダじゃなかったと感じました。中略
それからもいろんな方に支えていただきながら作品発表をさせていただきましたが、コロナ禍で人との出会いの機会もなくなり、精神的に不安定になったことから今まで落ち着いていた症状が悪化し2020年に再び入院することになりました。入院して・・それでもまだできる事がある。今だからこそ描ける物があると思いこの約2年間、絵を描き続けてきました。 ノナカミホ

素材 ケント紙(イラストレーションボード)に黒ボールペン
大きさ 最大103×73センチ 最小18×12センチ  点数 約70点

個展・グループ展
2017・4/22~23 個展 詩游館ギャラリー 山梨県北杜市
2017・8/29~9/10 アール・ブリュット展 つなぐ・きらめき 藤村記念館 山梨県甲府市
2017・10/7~16 個展 ギャルリ イグレグ八が岳 山梨県北杜市
2018・1/23~28 アール・ブリュット展 親密なまなざし 山梨県立美術館県民ギャラリー
2018・9/20~10/16 展示 ジュエリーショップMASAAKI TAKAHASHI 2K540東京都台東区
2019・1/14 KHJ自分プロジェクト こんな生き方、働き方があってもいいよね
自分らしい生き方シンポジュウムin関東 TKE・Biz としま産業プラザ 東京都豊島区
2019・1/29~2/3 アール・ブリュット展 呼吸するように 生まれたものたち 山梨県立美術
館県民ギャラリー
2019・6/15~7/6 個展 THE MICRO MUSEUM 吉祥寺
2019・9/5~10/1 展示 ジュエリーショップMASAAKI TAKAHASHI 2K540東京都台東区
2019・9/14~16 C+A COFFE AND ART展 アール・ブリュット
コーヒーとアートに触れながら一生に一度と出会う スターバックス南アルプス通り店
2020・2/8~29 個展 THE MICRO MUSEUM 東日本橋 東京都中央区
2021・6/23~29 展示 チャリティーTシャツ受注販売会 岡島百貨店 山梨県甲府市
2021・10/30~11/7 障害者の文化美術フェスティバル アール・ブリュット日本と自然
あしくぼ笑楽校 埼玉県秩父市
2021・12/21~26 障害者の文化美術フェスティバル アール・ブリュット日本と自然
やまなしプラザ 山梨県甲府市 防災新館
2022・2/11~3/21 障害者の文化美術フェスティバル アール・ブリュット日本と自然
ボーダレス、アートミュージアムMO-MA 滋賀県近江八幡市 旧増田邸