今年度も多くの方がたにおいでいただき、ありがとうございました。
2019年は5月の小林さちこ展からの開廊を予定しています。
『天使』を近年の仕事としている小林は、テラコッタによる制作を開始しました。
三次元となった天使たちにご期待ください。
9月1日(土)~30日(日)北野藍子個展 Back to nature
毎週土・日・月 12~17時開廊 土・日は作家が在廊します。ご高覧よろしくお願いいたします。
北野藍子は陶器という耐久性が本質の素材を用いて、崩壊という逆ベクトルを示す作品で注目されている作家です。
今回の展示は、ギャルリの3部屋に陶土、アクアリウム用珊瑚を使って手びねり、型、ろくろなどによる陶器を設置、時間とともに朽ちていく様子を現します。
「全てのものは、そのものが持つ一生という時間軸のなかで確実に終わりに向かっています。何百年 何千年とかたちを残す素材でも、月日をその身に纏いゆっくりと朽ちていく。そのためわたしたちがその一生を見届けることは稀だと思います。
作品は、 短いスパンで崩壊していくように、陶土に異素材を混ぜ合わせて作っています。
ものの一生を私たちの把握できる時間軸に当てはめ、 最初は当たり前に触れること、使うことができるものが 朽ちていく なくなるということを体感することで、”在る”とはどういうことなのか認識する手がかりになるのではと思います」(北野)
北野藍子のプロフィール
1988 年奈良県生まれ。2012 年大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒業 。 2012.年から1年間大阪芸術大学短期大学部非常勤助手。2015年4月から 長野県・蓼科で作陶。
2013年 北野藍子展-こおうするはなたち-(ギャラリー白/大阪)
2014年 北野藍子展(ギャラリー白/大阪)
グループ展
2014 年陶芸の提案2014″Line”(ギャラリー白/大阪) 2015年 白川野外美術展(京都) 陶芸の提案 今見えているもの”(ギャラリー白/大阪) 2016年 陶芸の提案“用を放擲して”(ギャラリー白/大阪) SICF17 (スパイラルガーデン/東京) 2017年JART7TH Japanese Emerging Artists Exhibition (Williamsburg Art & Histrical Center/New York) 陶芸の提案2017″必然” (ギャラリー白/大阪) 大阪芸術大学工芸学科 新進作家 陶芸展(あべのハルカス近鉄本店/大阪) wks.祭 立体展 (GALLERY wks./大阪) 着想は眠らない展(GALLERY 忘我亭/長野) 2018年 陶芸の提案2018″手に伝わる”(ギャラリー白/大阪)
入選
2015年神戸ビエンナーレ
8月は旅するYogiYogiの絵本展です
7月7日(土)~30日(月)ナカムラミオ・斎藤由妃子COLORFUL展
6月の土日月は FU RU E RU ふるえる
2018年5月5日(土)~28日(月)たけいみき・小俣信彦 二人の色と線
塗り絵線画とジュエリー
12時~17時
毎週土・日・月のみ開廊。
いま、欧米を中心に世界中で塗り絵がブームです。たけいみきは河出書房新社から3冊の塗り絵本とポストカードブック*のシリーズ4作で9万5千部を売り上げるベストセラー作家。「かわいい」を画面いっぱいに繰り出します。その過剰なまでの「かわいい」は、アートとしか呼びようのないものです。
夫の小俣信彦のジュエリーは、モダンでユニークな身につけるアート。確実な技術の裏打ちがデザインに飛躍を与えています。二人のコラボをお楽しみください。
* 河出書房新社からは『夢色ファンタジー塗り絵』『夢色プリンセス塗り絵』『夢色ハピネス塗り絵』『ポストカードブック』(18年4月新刊)。そのほかの著書に『お姫様になれる本』(サンマーク出版)も。
小出由紀子スペシャルトーク・2017年度の展示終了
10月7日(土)~16日(月)はノナカミホ個展を開催します。
毎週土~月曜 7~9日 14~16日 2週間のみの開催 12時~17時まで。ただし7日の14~16時は小出由紀子トークイベントのため、申し込み済みの参加者のみの開廊となります。
ノナカミホは25才、南アルプス市在住の作家として今年の春の個展でデビューし、大きな注目を集めました。彼女が絵を本格的に描くようになったのはほんの1年前からです。強迫性障害と診断された行き過ぎた潔癖症に苦しみ、自ら進んで入院したことがきっかけでした。
その絵は主治医の心を動かし、鉄の作家でありデイケアの美術講師もしていた上野玄起さんの知るところとなり、個展が実現、アールブリュットのグループ展も⑵回経験しました。
白いイラストボードに黒いボールペンで下絵もなしに稠密に描いていく作品は、二次元と三次元がからまりあって見る者をとんでもないところへ連れていく不思議な魅力にあふれています。画家にとって、完成間近のいつが筆の置きどころかは大きな課題ですが、彼女は「それは全然迷わない、ここで終わりとわかるから」といいます。その言葉は、天才的な感を与えられた幸運な画家として草間彌生をほうふつとさせるのです。
本間志穂「静かな変奏」展は9月25日(月)までの土・日・月に開催中です
9月2日(土)~25日(月)は本間志穂「静かな変奏」展
毎週土・日・月 12時~15時
美学校の修了展で注目された「重力」に、新作のインスタレーション作品を加えた若い感性にあふれた展示です。詳細は9月2日に公開します。