小川格 リヴァーブ展 アーティストトークのご案内

-768×1024.jpg” alt=”” width=”584″ height=”779″ class=”alignnone size-large wp-image-691″ />
小川格 リヴァーブ(反響)展は好評開催中です(19日月曜まで)。洒脱で楽しげな展示風景をごらんください。9月17日(土曜)午後3時より小川格によるアーティストトークを行います。本、雑貨のミニバザーも開催。売り上げはユニセフ・ウクライナの子供たちへの支援に使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

9月3日(土)~19日(月)小川格『リヴァーブ(反響)』Reverberation

12:00〜17:00(土、日、月のみ開廊)
9月17日(土)15:00よりアーテイストトーク

 小川格(おがわいたる)は1969 年東京都生まれ。1997年ベルギー王立アントワープ美術アカデミー修了後、2002年より東京では待機児童となった長男の保育園入園を求めて長野県茅野市へ移住、以来20年、森の中のアトリエで制作を続けています。
 活動は長野県を中心に東京や近隣県、ベルギー、マレーシア、インドネシア、ポーランド゙等で展示のほか、グループ展やプロジェクトの企画、小中学校への出張授業、ワークショップ、絵画教室等も実践。
 今回の個展では、「さまざまな違ったタイプの絵画作品を大量に並列する事によって、絵画がお互いに反響し合いながら、絵画同士の調和や分裂、反復や断絶、対比や類推などの多重性とその残響とを壁面で奏でたい」との思いで作品を構成しています。独特のやわらかな中間色による絵画の豊かな森を周遊するともいうべき個展となりました。
●素材 
キャンバスに油彩の絵画作品。及び、紙に水彩や色鉛筆等のドローイング作品
●素材別点数
キャンバスに油彩:20〜40点ほど
ドローイング作品:10〜15点ほど
●大きさ
120号〜0号

作家からのステートメント
 コロナ禍は既に三年を超えて私達の生活を侵食し続けている。
 更にその少し前から、私の制作は大変苦しい袋小路に迷い込んでいた。コロナ禍を迎えた時には自分ではなんともないつもりでいたが、実際にはティーカップ中で解ける角砂糖のようにも目に見えてジワジワと、私の絵画と方法とは形を見失い溶解していった。6〜7本もの展覧会予定が延期または中止となり、〆切りの無い無際限の制作は以前なら筆を止めていたであろう絵画に余計で不要な筆を入れ過ぎる事によって次々とそれらを破壊する結果を生んだ。出口があるのか分からない暗く陰鬱なトンネルをトボトボと歩く心象が、更に暗い心持ち増幅させたのだった。
だが昨年、今回のイグレグにての展示が決定し、それをトンネルの出口の明かりと信じて、絵を大量に駄目にしながらも何とか歩を前に進める為の糧とした。ご批評ご高覧頂けますと幸いです。

茅野市に移住の動機や年月
ベルギー留学から帰国し二年程が過ぎた頃、長男が生まれた。
住んでいた東京では当時も待機児童で溢れ保育園への入園は難しく、また私には絵画制作する場所も無かった。
長野県茅野市の山奥には両親の建てた家がありそこにはアトリエとなる場所もあった為、市役所で尋ねてみると、長男はすぐ近く(といっても6キロ先)の保育園に入園させてもらえる事となり2002年に一家で移住、三年程度で東京へ帰るつもりだったが次男も生まれ、育児には良い環境だなと思いながら、いつしか二十年もの月日が経った。ふと時折、東京にずっと住み続けていたらどうなっていたかと夢想する刹那もあるが、詮無いことである。沢山の人々との出会いは移住した故に生まれ得た僥倖である。この地での充実した期間だったと信じている。
「誰もがその願ふところに
住むことが許されるのではない」
という一節が、昔好きだった昭和の詩人、伊東静雄の処女詩集にあり、移住したての頃よく反芻していたことを今ふと思い出す。
そう、今回の展覧会タイトル「リヴァーブ(反響)」とは、その伊東静雄の第四詩集『反響』(と音楽用語と)から採った。『これ等は何の反響やら』

近年の展覧会(抜粋。★印は個展)
2022年 「大地の芸術祭 越後妻有2022」(Ongoing Collectiveとして)(三省ハウス/新潟)
「イナイナイアート in 笹離宮」[企画提案:小川格](笹離宮(蓼科笹類植物園)/長野)
「MIX 岡谷アートフェスティバル2022」(岡谷市美術考古館、テクノプラザ岡谷/長野)「みのかもannual 2022」(美濃加茂市民ミュージアム/岐阜)
「マチノマドvol.2」(アトリエT 風我/長野)2021
「ギャラリー・バードハウスvol.2」[企画提案:小川格](茅野市内5つのミュージアム/長野)2020
「ゴチャマゼの混乱」★(ギャラリー・アマノ/山梨)
「メイメイアート・オンライン」★(長野県「頑張るアーティスト応援事業」によるWEB上の個展)
「イナイナイアート」[企画提案:小川格](茅野市美術館/長野)
「ALTER EGO」(Line Side Cafe/岐阜)2019 「ぼくの好きな先生(方)」★(アートセンター・オンゴーイング/東京)
「International Workshop of Painters Symposium of Local Cultures」(スタリソンチ(ポーランド))
「マチノマド」(岡谷市美術考古館/長野)2018
「カラッポからはじめて(中洲小学校とのコラボ展)」★(諏訪市美術館/長野)
「メイメイアートinジョグジャ」[企画:小川格](ACE HOUSE COLECTIVE/ジョグジャカルタ(インドネシア))2017
「96粒涙滴」★(ギャラリー・アマノ/山梨)2016
「DUIKBOOT(潜水艦)」(De Lange Zaal KASKA/アントワープ(ベルギー))2015
「テトリス・ハイ」★(アートセンター・オンゴーイング/東京)2014
「いろのしずく、いみのあぶく」★(八ヶ岳美術館/長野)2015, 2017, 2019
「メイメイアートvol.1~vol.3」[企画提案:小川格](茅野市美術館/長野)2014~2018
「まちの展vol.1~vol.5」(茅野市民ギャラリー及び茅野市街/長野)」

8月20日(土)~29日(月)渡邊美優 すべてのいのちのために

 
13~17時 作家在廊日20,21,27、28日
渡邊美優は1998年、南アルプス市生まれ。山梨大学在学中から作品を発表していましたが、本格的な個展は今回が初めて。クリムト、エゴン・シーレ、ジョージ・オーウェル、ブラッドベリが好き、という志向が画面に表れたのでしょうか、アニメの影響をあからさまにするこの年代の作者とは一線を画する表現になっています。イグレグが広い年代の鑑賞者に見て楽しんでいただきたい、と企画したゆえんでもあります。
 昨年からは公立中学校の美術教師として奉職、子供たちへの愛おしさをつのらせ、美術を楽しむ姿を見せたいとの思いを抱くようになったといいます。また、下記コメントにもあるように、昨今の世界情勢を憂慮した子供を思う気持ちが制作の動機になっていることがうかがえます。

渡邊からのコメント
 今回はいのちをテーマにした作品を多く展示します。すべてのいのちのために、祈るような気持ちで描きました。生きるという行為は、痛みを伴います。どうか、この世に生を受けたあらゆるいのちが、幸福に暮らしてほしい。そんな思いで、今回のタイトルをつけました。

花豆、徳永イベント中止のお知らせ

8月7日(日)10時30分から花豆「夏の小さなコンサート」と
続く11時すぎの徳永瑞子トークイベント「アフリカの現場で命と向き合った40年」は
残念ながら中止させていただきます。
それぞれご家族の都合と、病気で療養中のご親族の様態が急変したためです。
会場では徳永さん活動のパネル展示、著作コーナーをご覧いただければさいわいです。

旅するYogiYogi展 お知らせその2


『旅するYogiYogi八ヶ岳編2022』

会期: 7/29(金)~8/2(火)  5(金)~7(日)  10(水)~13(土)  15(月)~16(火)  
合計 14日間  10時~17時
  ※参加費無料

 旅するヨギヨギは手作り創作絵本とアート作品の移動ギャラリー。
換気のよい会場内で、今回は山梨の美術家、坂本泉、ふそまゆみ、渡邊一仁の美術絵本も展示します。
また、涼しい木陰での密を避けての各種のイベントも充実、素敵とマジメと楽しさが渾然一体の不思議空間は健在です。会期中はリリイさんが在廊します。
 
—————————————————-
7/30(土)10時半~ 11時15分
 絵本紙芝居 by さわもりりさ

8/5(金) 6(土) 終日随時
 いっしょに楽しもう!「たっぷり、わらべ歌びより」
  中井英美(わらべうた伝承家・NPO法人神戸コダーイ芸術教育研究所講師) & 村田美菜子  

8/7(日)10時半~11時
 ♪歌とピアノと手話うたと ほんわか5人のユニット『花豆』による「小さな夏のコンサート」
    11時~12時
 トーク「アフリカの現場で命と向き合った40年の日々」徳永瑞子(助産師・看護師/元アフリカ友の会代表 検索を!)

8/11(木祝) 10時半~ 12時
 トーク「絵本から読みとく すてきな年の重ね方」
  岩渕亜希子 追手門学院大学准教授(社会学) 
  

7月29日(金)~8月16日(火)旅する YogiYogi展 お知らせその1

会期:7/29(金)~8/2(火), 5(金)~7(日), 10(水)~13(土), 15(月)16(火)

いずれも10時~17時

色エンピツ画 かわばたあきこ

旅するヨギヨギは手作り創作絵本とアートの移動ギャラリー。
オトナもコドモもすわり込んで見入る心のオアシスです。キュートなオブジェ作品、研究者のトーク、国内外の布製品、おいしい缶詰などもあります。素敵とマジメと楽しさが渾然一体の不思議空間へぜひ!
  ※参加費無料
 巡回作品
   いしいまゆみ(叙情画)
   かみおひとみ(心象物語画)
   かんまききよみ(手作り絵本)
   くさはらかな(植物画)
   たかいたかこ(絵ことば)
   Chiery & Gustav Klim(オリジナル絵本)
   つづみさおり(イラスト)
   橋本博子(段ボールアート・布あそび)
   まえださくら(絵とコトバ)
   村田美菜子(木版画)
   村田りょーへー(絵本・水彩画)※北杜市在住
—————————————————————–
■展示いろいろあります。
⚪「八ヶ岳で出会った絵本たち」
  坂本泉+西田ジャケリネ
  さわもりりさ+本杉琉
  ふそまゆみ
  真生
  渡邉一仁
 ⚪「チビッ子作家さんたち」の絵本コーナー
 ⚪「アフリカと共に50年」
徳永瑞子(助産師・看護師/元アフリカ友の会代表)の著書コーナー
  ⚪「知る」をつなげる
「NPO法人 弱視の子どもたちに絵本を」と“生活科学”の永井さん
 (永井正太郎 広島修道大学人間環境学部 助教(「生活科学論」などを担当)
  ⚪「YogiYogiで育った結衣・紗枝ファミリー」展
姉妹の幼少期&現在の創作絵本+母父作品勢揃い
—————————————————————–
■チッチャイあしあと展 11
 かわばたあきこ原画展(色エンピツ画)
◼️涼しい木陰で密を避けて楽しむイベント 予約、参加料は要りません。
⚪7/30(土)10時半~ 11時15分
 「絵本シェアタイム」
         by さわもりりさ
  絵本読み & 紙芝居・ミニトーク
⚪8/5(金)6(土) 終日随時
 いっしょに楽しもう!「たっぷり、わらべ歌びより」
中井英美(わらべうた伝承家・NPO法人神戸コダーイ芸術教育研究所講師) & 村田  美菜子 わらべうたで著名な中井さんから楽しい遊びを教わりましょう!
⚪8/7(日)10時半~11時
 花豆 ♪歌とピアノと手話うたと
ほんわか5人のユニットによる
「小さな夏のコンサート」
★8/7(日)11時ごろ~
  トーク「アフリカの現場で命と向き合った40年」
   徳永瑞子(助産師・看護師/元アフリカ友の会代表)
  ナイチンゲール賞の徳永さんから、平和への道づくりのヒントをいただきます。

⚪8/11(木祝) 10時半~ 12時

トーク「絵本を一緒に読みませんか?vol.4」テーマ: すてきな年の重ね方

案内人  岩渕亜希子 追手門学院大学准教授(社会学)

⚪旅・暮し・歴史…熱い気持ちで本を多数出版 「西日本出版社20周年フェア」

 キルンワークガラス(大武幸子)・ブローチ(MARK)・布製品・美味しいモノ……色々   販売します。

・古絵本や木のおもちゃを集めて施設や病院に届けています。

 

7月2日(土)~18日(月)ノナカミホ個展

 

毎週土・日・月 13時~17時まで。

1991年南アルプス市生まれのノナカ。アールブリュット作家として、県の内外の多くの企画展で発表を続けてきたノナカの久しぶりの個展です。黒ボールペンで刻むように描く作品は深度を増し、アートへの着実な歩みを物語っているようです。

ノナカからのコメント
私は小学3年生の頃から学校に通えなくなりました。自分の部屋に閉じこもりずっと絵を描いていました。
それから十数年間引きこもり、20歳を過ぎた頃から手洗いがひどくなり24歳の時には指先に血がにじむほど1日に何度も手を洗ったり何時間もお風呂に入ったりするようになり、精神科の病院で強迫性障害と診断され入院することになりました。
入院中、ボールペンで絵を描いて過ごすとあんなにうるさく感じた人の声や周りの音が不思議と気にならずにいられるようになりました。今のような絵を描き始めたのはこの頃からです。 看護師さんや主治医の先生が、絵にとても感動してくれて退院後病院の中にあるデイケアに通い始めました。そこで絵の講師をしていた上野玄起先生に個展の開催をすすめられ、びっくりして、少し不安でしたが、先生のお力をお借りして2017年の4月北杜市で初めて個展をさせていただきました。
不安と緊張でドキドキしていましたが個展にはたくさんの人が来てくれました。自分の子供も不登校で毎日絵を描いている。将来自分の子供もこんな風に個展ができたら、と泣きながら話してくれた方もいました。こんな自分でも誰かの希望になれる。今までの自分の経験も全部ムダじゃなかったと感じました。中略
それからもいろんな方に支えていただきながら作品発表をさせていただきましたが、コロナ禍で人との出会いの機会もなくなり、精神的に不安定になったことから今まで落ち着いていた症状が悪化し2020年に再び入院することになりました。入院して・・それでもまだできる事がある。今だからこそ描ける物があると思いこの約2年間、絵を描き続けてきました。 ノナカミホ

素材 ケント紙(イラストレーションボード)に黒ボールペン
大きさ 最大103×73センチ 最小18×12センチ  点数 約70点

個展・グループ展
2017・4/22~23 個展 詩游館ギャラリー 山梨県北杜市
2017・8/29~9/10 アール・ブリュット展 つなぐ・きらめき 藤村記念館 山梨県甲府市
2017・10/7~16 個展 ギャルリ イグレグ八が岳 山梨県北杜市
2018・1/23~28 アール・ブリュット展 親密なまなざし 山梨県立美術館県民ギャラリー
2018・9/20~10/16 展示 ジュエリーショップMASAAKI TAKAHASHI 2K540東京都台東区
2019・1/14 KHJ自分プロジェクト こんな生き方、働き方があってもいいよね
自分らしい生き方シンポジュウムin関東 TKE・Biz としま産業プラザ 東京都豊島区
2019・1/29~2/3 アール・ブリュット展 呼吸するように 生まれたものたち 山梨県立美術
館県民ギャラリー
2019・6/15~7/6 個展 THE MICRO MUSEUM 吉祥寺
2019・9/5~10/1 展示 ジュエリーショップMASAAKI TAKAHASHI 2K540東京都台東区
2019・9/14~16 C+A COFFE AND ART展 アール・ブリュット
コーヒーとアートに触れながら一生に一度と出会う スターバックス南アルプス通り店
2020・2/8~29 個展 THE MICRO MUSEUM 東日本橋 東京都中央区
2021・6/23~29 展示 チャリティーTシャツ受注販売会 岡島百貨店 山梨県甲府市
2021・10/30~11/7 障害者の文化美術フェスティバル アール・ブリュット日本と自然
あしくぼ笑楽校 埼玉県秩父市
2021・12/21~26 障害者の文化美術フェスティバル アール・ブリュット日本と自然
やまなしプラザ 山梨県甲府市 防災新館
2022・2/11~3/21 障害者の文化美術フェスティバル アール・ブリュット日本と自然
ボーダレス、アートミュージアムMO-MA 滋賀県近江八幡市 旧増田邸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月4日(土)~20日(月)村岡由季子展 イメージがカタチをとる

 

1974年生まれ、北杜市在住の村岡は、絵画、版画、陶芸、ドローイングなどを駆使する美術家として旺盛な制作を続けています。今回は『物語』をスタートにしたイメージを、各種の素材でカタチにしています。物語とは筋があるストーリー。抽象的な作品の中に、見る人なりの物語を紡いで楽しんで、と呼びかけています。

村岡由季子からのメッセージ
最近私は「物語」をスタートに自分の中に表れたイメージをカタチにするという事に面白さを感じています。
まず物語を選び咀嚼します。そこから自分なりに解釈して出てきた様々なイメージを色々な角度から見つめてカタチにするというプロセスを辿り制作しています。1つの物語が必ずしも1つのカタチになるのではなく、1つが7つの構成で成り立っていたり、1つの物語から出てきたカタチに別の物語のカタチがミックスされ境界があいまいになった2≠1つになったりと、様々な解釈とイメージとカタチと戯れるような作品になっています。またこのように多角的に見つめることでやっと浮かび上がってくるものがある気がしていて、今このように物事を見ていくことがとても大切とも思っています。1つの方向からしか見ない考えないという事はちょっと危険かもしれません。今回は7つの物語(この中には最近ずっと心を向けている国のものもあります。) と私の中にある言語化されない物語りのイメージがカタチをとった作品が並んでいます。どうぞ!物語の世界へ。会場でお待ちしています。

作品点数 7物語・約35点

素材 陶、木、紙、銅、アルミ など

大きさ 小は5㎝×3㎝×2㎝位  大は90㎝×60㎝×10㎝位

5月7日(土)~23日(月)守屋玲子作品展「きみのいた季節」を開催いたします

土曜~月曜・13~17時まで開場

静寂は、きみといた季節に、
たくさんの愛があったと知らせてくれた。
時間や存在は過ぎ去ってみれば、かけがえのないもので、
どんな時も、1人の時も、大切な時間だった。

愛する存在、愛する物たち、愛する時間、愛する仕事、
この瞬間、この命の美しさを感じたら、それが全ての幸せだ。
守屋玲子 作品展に寄せて

大切な人や日常を愛する世界観を、小さな画面に閉じ込めるイラストレーター守屋玲子。角田光代の新聞小説や、現在も続く芸術新潮・堀江敏幸のエッセイなどの挿画を描いてきました。今回は、アクリルグアッシュによるこれまでの仕事の原画と、オリジナル作品、新作などを展示します。
守屋玲子プロフィール>
1978年東京生まれ。16歳より油絵を始める。建築・インテリアデザインを学び、建築会社で働く。絵を志し、セツモードセミナー入学。在籍中よりイラストレーターとして仕事を始める。2007年HBギャラリーFILEコンペティション大賞(藤枝リュウジ賞)受賞。同年4月にギャラリーハウスマヤ(東京)で初個展を開催。個展をきっかけに角田光代「紙の月」新聞連載小説挿絵(全200話)の仕事を手がけることになる。夏にHBギャラリー(東京)で大賞受賞個展を開催。Tokyo Illustration2007公募入選(下谷二助賞)。「紙の月」作品で、アメリカンイラストレーション年鑑のコンペ American Illustration2008(アメリカ)で作品数点が年鑑に掲載される。
2013年結婚を機に、松本へ移住。
子育てをしながら、小説新潮、芸術新潮、ねじめ正一「むーさんの背中」新聞連載小説挿絵(全244話)、広告などの仕事を手がける。個展のほか、海外アートフェアへの出品も行う。

 

 

 

10月2日(土)~18日(月)白石寿敏・扶美子『森のカタチ』


白石寿敏は、東京でグラフィックデザイナーとして活躍したのち、長野県蓼科の森にセルフビルドの家を建てて移住、木、鉄、紙による暮らし周りの道具づくりを楽しむようになりました。公私ともにパートナーである白石扶美子はナバホ族に伝わるグラデーションが特徴の織物で暮らしを彩っています。
今回はそんな二人の森での暮らしをのぞき見するような、アイテムを展示します。
「白石寿敏 作品」
●文庫本ケ−ス ●鉛筆立て ●オブジェ ●かばん ●スマホケ−ス ●イス

「白石扶美子 作品」
● タピストリー  ● マット ● クッション ● ベッドカバー ● 羊マフラーと帽子のセット ● 昼夜織りのタテガミのあるスヌード ● 昼夜織りのハオリモノ

二人からのひとこと
白石寿敏 1947 年生
長年グラフィックデザインを手がけ平面から立体への憧れ
日頃見慣れているモノたちが別の形に変わってゆくことを考えるの
が好きでいつも眠りにはいるときの習慣になっている
そんな想いを木、鉄、紙などの素材で表現してみた
白石扶美子 1944 年生
アメリカインディアン・ナバホ織りを始めて今年で約15年目
高機を始めて7年目となる。スキルアップにはまだまだほど遠い
織る事が楽しい。イグレグの空間をどう生かせるか遊んでみようと
55年生活を共にしているシロさんと Collaboration!!